ホッとした月曜日

土曜日の通院は、空腹時の血糖値を測りたかったので絶食で行った。いつも以上に混んでいて、猛烈に待ち時間が長かった。具合悪いのにキャリーの中に押し込まれているのも飽きて暴れるのも大変だったと思う。私はキャリーバッグごと抱っこして赤ちゃんを寝かしつけているかのようにずっとゆらゆらポンポンして軽くスクワットをしていた。いちくんも私も、もうグッタリだった。
帰ってすぐに、ご飯食べさせて、お互いにやっと休日を過ごし始めたのだけどしばらくして吐いちゃって落ち着いたころに再び柔らかいご飯を食べたんだけど全部吐いちゃっていつも食べすぎちゃうオヤツも食べなくなっちゃって。今日はきっと疲れちゃったんだ、そっとしておこう、ということにしたんだけど
明けて日曜日全然動けなくなっちゃって、自分でご飯も食べなくなっちゃって。何回かに分けてペースト状の介護食をむりやり食べさせた。あんなにご飯大好きだったいちくんが急にこんな？と1日中泣いていた。ちょっと前まで、数日前まで、食べすぎ！って怒ってたくらいなのに。かろうじて一人でトイレには行かれるみたいなのでヨロヨロ歩いているのを見守りながら付いて行く。いまのところ失敗はない。
マロンの時どうしてたんだっけ？ご飯すりつぶして食べさせたりしてたと思うんだけど忘れちゃった。
幸い日曜日はゲボしなかったので、ペースト介護食と薬は与えられた。
まさかこんな急に、いちくんがカリカリを食べる姿を見れなくなるなんて思ってなくてショックで悲しくて。先週、毎朝5時前に大きな声で鳴いて起こしてくれるのを翻訳アプリで録音してやろうと思って計画した日から鳴かなくなったんだ。あんなに毎朝うるさかったのに、鳴かなくなっちゃって、調子悪いんだなというのは感じてた。声がかすれて大きな声が出せなくなっちゃった。もともと若い頃は鳴かないタイプだったから、元に戻った感じではあるけど起こされなくなったので、私はアラームを少し早めに仕掛けなきゃいけなくなった。いちくんの声、もう録音できなくなっちゃったうえにご飯食べる姿までおしまいだなんて。
病院なんて行かないで、いつもどおり朝ごはん食べてたらこんなに急に病気が進行しなかったんじゃないか、と思ってしまう。
土日とも寒くて、雨で暗くて。不安なときっていっつも暗くて雨が降っている。チロルのときもマロンのときも、いつも雨で暗くて寒い日に悲しい思い出が重なる。
今日の朝も自分で仕掛けたアラームで早めに起きて出勤前までに２回に分けて、できるだけ沢山朝ごはんを食べさせた。不安で不安で仕方がなかったけど、サラリーマンの時間を過ごした。今日は晴れてるし、きっと日向ぼっこしてるはず。電車でぼんやり油断すると涙で前が見えなくなってしまうけど、職場では安定のストレスで涙は乾いた。急いでホームセンターに寄って介護食を仕入れて帰った。

いちくん、私のベッドでいつも通り寝てた！（自分で乗ったんだー！）ゲボもトイレの失敗も見当たらない！！（上手にお留守番できたんだー！）ご飯にしようかー！って、うーちゃんのカリカリに刺激されて自分からベッド降りてきてうーちゃんのモンプチちょっと食べちゃった！！！（ダメだけど）ペーストご飯を少し食べさせた後に療法食のカリカリあげてみたら少し自分で食べた！！！！
もう二度と見られないと思ったカリカリ姿を見せてもらって大満足してしまったし、頑張らなくちゃ、と思った。１人で絶望的になっていたけど、まだまだしっかり支えなければ。今日は少しだけホッとできて救われた。